いいタッチわるいタッチはおすすめ?【絵本購入レビュー】
いいタッチ悪いタッチという絵本は、性教育の第一歩としてだけでなく、普段の生活にも役立てられる幼児期におすすめの絵本です。
この記事は、元保育士で3人の我が子におうち性教育を実践しているママが書いています。
この記事では、いいタッチわるいタッチの購入のメリット・デメリット、読み聞かせた感想を詳しく解説しています。
メリット
デメリット
この記事を読めば、いいタッチわるいタッチがどのような内容で、どう役立てられるか?がわかります。
タップできる目次
いいタッチわるいタッチとは
幼児期から伝えていきたい言葉として「プライベートゾーン」という言葉があります。
この絵本では「くちとみずきでかくれる場所は自分だけの大切な場所」という表現で説明されています。
同じタッチでも、良いタッチと悪いタッチがあるということが具体的に分かりやすく説明されています。
絵本で紹介されているのは、以下の通りです。
いいタッチ
悪いタッチ
「自分が嫌だと思うことは悪いタッチ」と書かれていて、3歳頃の友だちと遊ぶ機会が増えてくる時期から友だちとのかかわり方を学ぶという意味でも役立つ絵本です。
「嫌なことは嫌だ」と言って良いということもしっかり説明されています。
いいタッチわるいタッチのおすすめポイント
いいタッチわるいタッチのおすすめポイントは2つ。
- おとなも学べる
- 友だちとの関わり方も学べる
大人も学べる
絵本の最後に、「性的虐待をふせぐために」という題で、大人向けに説明されたページがあります。
この本でおとなが分かること
- こどもへの性的虐待の事実
- 被害を予防するために
- プライベートゾーンの大切さ
- 加害者はどんな人か
- もしも被害にあったら
- 子どもの具体的な行動から考える
子供向けには子どもが理解できる内容になっていて、おとなにはしっかりとした説明が付いているので活用しやすいです。
プライベートゾーンの大切さについても書かれています。
友だちとの関わり方も学べる
友だちにキックやパンチをしたり、押したりつねったり、くすぐったりが悪いタッチだと具体的にあげられています。
これらの行動は、お友だちと遊ぶようになった3歳頃によく見られる行動で、入園前から親しんで読んでおくと友だちとの関わりもスムーズに行きます。
人間関係をスムーズにする上でも役立つ絵本です。
いいタッチわるいタッチ購入のデメリット
とても分かりやすくて良い本だと思いますが、デメリットをあえてあげるとすると、
いいタッチの具体例に「近所のおじさんに頭をなでてもらう」や「おばあちゃんとのキス」があります。
状況や近所のおじさんやおばあちゃんとの関係性にも寄りますが、核家族化が進み、近所との付き合いも希薄になってきた現在の子育て事情を考えると、場合によっては「わるいタッチ」に分類されるかもしれないなと感じました。
人によっても感じ方は違うので、タッチされた人が嫌だと思ったら、それは悪いタッチだよ!
と補足説明を入れることで、人によって感じ方が違うんだと伝わるように工夫しています。
タッチする前に「さわっていい?」って聞いてみると良いね!
と「同意」についても話す良い機会になります。
もしこの表現が気になるようであれば、別の絵本をおすすめします。
プライベートゾーンを教える絵本おすすめ6選で別の絵本も紹介しています。
いいタッチわるいタッチを読んでみた子どもの反応
動物たちがプールに行くところから始まる絵本で、絵がとても可愛らしいので、当時1歳の次男も興味を持ち指さしをしながらよく見ていました。
性教育という意識を持たなくても気軽に取り入れられる絵本です。
当時4歳の長男は、「おしえてくもくんプライベートゾーンってなあに」という絵本を読んでいて、プライベートゾーンという言葉を知っているので、この本の読み聞かせで
くちとみずきでかくれる場所は自分だけの大切な場所
と読むと「プライベートゾーンだよね!」とすぐに教えてくれました。
まだ幼い子どもは、言葉でうまく自分の気持ちが伝えられず、お友だちを叩いてしまったりということがありますが、この本を知っていると
今のはいいタッチ?悪いタッチ?
と、自分で考えてもらうという声かけが出来るので生活にも役立ちます。
いいタッチわるいタッチは幅広く活用できる!
幼児期に多い叩いた・蹴ったなどのトラブル防止や、自分の身を守る性教育の第一歩として、ご家庭ではもちろんのこと、幼稚園や保育園でもぜひ活用して欲しい絵本です。
プライベートゾーンを教える絵本おすすめ6選で別の絵本も紹介しています。
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