読み聞かせはいつから?0歳におすすめの絵本10選を元保育士が紹介
- 絵本の読み聞かせっていつから始めたら良いの?
- 新生児に読んでもまだわからないのかな?
- どんな本を選べばよいの?
絵本の読み聞かせが良いとは聞くけれど、いったいいつから始めたら良いのだろう?と悩むママは多いですよね。
この記事では、幼稚園・保育園で合計1440冊以上の絵本を読み聞かせてきた筆者が、いつから始めたら良いのか?始め方やおすすめの絵本も併せて紹介!
結論から言うと「いつからかな?」と興味を持ってこの記事にたどり着いた今が、まさにはじめ時!
なぜなら、いつからスタートさせるか?よりもパパママが一緒に絵本を楽しむことが、読み聞かせの効果を最大限発揮するのに重要だから。
この記事を読めば、生活の中に絵本をスムーズに取り入れていく方法がよくわかります。
タップできる目次
読み聞かせはいつから始めたら良いの?
読み聞かせはいつから始めるのが正解でしょうか?
冒頭でも述べたように、「いつから」に正解はありません。
読みたくなったら、読み始めて良いですよ!
とは言っても目安が知りたい!という方もいると思うので、一般的に言われている年齢を紹介します。
妊娠中から胎教として読むママ
まずは、赤ちゃんがお腹の中にいるうちから胎教として読み聞かせをするという方もいます。
ママの声を聴くことで、お腹の中の赤ちゃんも安心します。
また、ママも読み聞かせをすることで幸せホルモンが分泌され、穏やかに過ごすことができます。
産まれてすぐからコミュニケーションの一つとして
生まれてすぐから読み聞かせをスタートさせる方もいます。
まだ絵本に対して反応は返ってきませんが、読んでくれている声はしっかりと聴こえています。
読み聞かせをするとよく寝てくれた!という声もあるほど、ママの声は安心するのですね!
3か月頃からは赤ちゃんの反応も楽しめる
3か月を過ぎると絵本に対しての反応も見られて読みやすくなりますね。
首が座れば抱っこで読み聞かせることもできます。
反応がないと読みづらいなぁ…と感じるママは、3か月頃を目安にすると良いかもしれませんね。
今からでも遅くはない
もし、もう3か月とっくに過ぎてる!という方がいても決して遅いということはありません。
いくら早く始めても読み手が苦痛に感じていたら、絵本の時間は親子の楽しい時間にはなり得ません。
「絵本を始めてみようかな」と考えた今が、まさに始め時なのです。
絵本の読み聞かせで得られる効果
では、読み聞かせでどのような効果が得られるのでしょうか?
絵本には、赤ちゃんの成長にとても良い効果が盛りだくさんです!!
- コミュニケーションが取れる!
- 自己肯定感が育つ!
- 知的好奇心が養われる!
- 想像力が育つ!
- 言語能力が育つ!
コミュニケーションが取れる
親子で絵本を読むことで、コミュニケーションを取ることができます。
膝の上で読めばスキンシップも取れますし、
絵本を読みながら会話をすることで絵本という一つの遊びを親子で共有することが出来ます。
絵本の時間が、親子の絆をより深めることにもつながっていくのです。
自己肯定感が育つ
絵本の中でいろんなストーリーを疑似体験していくことは、その子の経験値を上げることにつながります。
現実の世界で経験できる数は限られます。
絵本を通して、こんな時はこういう風に解決できるんだといった経験をたくさん積んでいくことで、現実の世界でも絵本で学んだことを活かしていくことが可能になります。
そのたくさんの経験が自分で何とか出来る!という自信となり、最終的に自己肯定感が高い子に育つのです。
知的好奇心が養われる
絵本で新しい世界を目にすると、子どもは実際にやってみたくなります。
「絵本でこうだったけど、本当かな?」といった知的好奇心が養われます。
絵本を読まなければ疑問にも思わないことに、絵本を読むことで出会うことができるのです。
想像力が育つ
実際には体験できないようなストーリーを、絵本を通して体験することで想像力が豊かになります。
主人公に成り切って気持ちを想像したり、時には何とも言えない形を何かに見立ててみたり…。
絵本を通して想像の世界は無限に広がていくのです。
言語能力が育つ
絵本を聞くことで、日常生活では耳にしない言葉にも出会います。
自然と語彙力が増え、言語能力も育ちます。
0歳児に絵本を選ぶ時の3つのポイント
では、具体的にどのような絵本を取り入れていったら良いのでしょうか?
ポイントは3つ。
0歳児に絵本を選ぶ時の3つのポイント
- リズム感のある本
- 絵が大きく色がはっきりした本
- 日常に目にする身近なものを題材にした本
リズム感のある本
リズム感のある本は、子どもも覚えやすくて大好き!
繰り返しやオノマトペも大好きなので、取り入れていくと良いです。
絵が大きく色がはっきりした本
絵が大きく、色がはっきりしたカラフルな本は、まだ視力が弱い0歳児でも目を引きます。
カラフルな本は、色彩感覚も豊かにするのでおすすめです。
身近なものを題材にした本
お子さんの好きな物、生活に密接したものを題材にした本は、お子さんも興味を持ちやすいですね!
電車が好きなら電車の本・動物が好きなら動物の本でも良いですし、
「バイバイ」「おはよ」「いないいないばぁ!」など、日常で使う言葉を題材にした本は馴染みがあり読みやすいですね!
0歳児におすすめの絵本10選
0歳児におすすめの絵本10選を紹介します。
保育園でも大人気だった絵本ばかり集めました!
だるまさんシリーズ3冊
「だーるーまーさーんーが(の)(と)」という何度も出て来るフレーズで、子どもたちは、体を揺らしながら見ています。
次は何が出てくるかな?とワクワクしたり、もう覚えてしまって一緒に声を出したり、だるまさんの真似をしてみたり……。
読むと楽しくなる絵本です。
もけらもけら
「もけら もけら でけ でけ」から始まる、意味のわからない言葉がたくさん並んだ絵本。
何を表しているのかわからないカラフルな絵と言葉で、見る人によって様々なストーリーを作り出すことができる究極の想像力を養う絵本。
この本を読む時の自分の気持ちでも、読むたびに見え方が変わってくるのではないでしょうか?
こどもたちが、どんなストーリーを思い浮かべながら見ていたのか?考えるだけでワクワクする一冊です。
もこもこもこ
何かがもこっと表れて、大きくなって……という様子が擬音語と、カラフルな絵で描かれたユニークな絵本。
子どもたちは興味津々で絵本を見ます。
そして、大爆笑!!
もこっと表れた「何か」が何なのか?想像力を膨らませてくれる一冊です。
ちっちゃなおさかなちゃん
ヒド ファン・ヘネヒテン (著), Guido van Genechten (原著), 古藤 ゆず (翻訳),学研プラス(出版)
ちっちゃなおさかなちゃんが、ママを探していろんな海の生き物に会う物語。
黒い背景にカラフルな色で描かれた絵は、まだ小さい赤ちゃんにもとても見やすい絵本です。
一番身近なママという存在を繰り返し呼ぶ絵本を見ることで、いち早く「ママ」という言葉を覚えるきっかけになるかもしれませんね。
お子さんが「ママ」と呼んでくれる日が楽しみになる一冊です。
この絵本は、シリーズでいろんなお話が出ています。
「じょうず、じょうず」「バイバイ」などに日常で使う言葉がたくさん出てきて、シリーズで買うのもおすすめ!
しましまぐるぐる
こちらもカラフルな色合いで赤ちゃんがとっても見やすい絵本。
この絵本を読みだすと、みんな釘付けで見ています。
カラフルな絵や、目と口のある顔は、赤ちゃんも興味を持ちやすいと言われています。
「しましま」と「ぐるぐる」がたくさん出てくる楽しい絵本。
言葉を真似してみたり指でなぞってみたり、いろんな読み方が出来る絵本です。
おめん
おめんのように、穴から目を出して色んな顔に変身できる絵本です。
ライオンや、ぶたさん、パンダさんなど、最初はお母さんが顔に当てて読んであげると、自分もやりたい!と自分の顔に当てて見せに来てくれます。
まだ小さいうちは「相手から見えるように」と考えるのは難しいので、自分から見た動物を見せようとしますが、実際は表紙のライオンしか見えない…。
そんな様子がほほえましく、いつの間にか「相手から見えるように」が出来るようになってて成長を感じたり…。
一緒に遊びながら成長を楽しめる1冊です。
おひさまあはは
木や花、動物などがみんな「あはは」と笑うお話。
「あはは」という言葉が笑ってる言葉だということが、赤ちゃんでもわかるんですよね。
「あはは」と読むと、こどもたちも「あはは」と笑いながら見てくれます。
最後に「ぼくも あはは お母さんも あはは」と出てくるので
「〇〇ちゃんも、あはは」と抱っこしてあげるとスキンシップも取れて、あかちゃんも大喜び!
いないいないばああそび
色んな動物が、いないいないばあ!をする仕掛け絵本です。
いないいないばあ遊びは、赤ちゃんと一番最初に行う遊びですよね!
でも、5,6か月頃にならないと、手の向こうにお母さんが隠れているという予測をすることが出来ないのはご存じですか?
なので小さい赤ちゃんにいないいあいばあをすると、無反応だったり、お母さんがいなくなったと思って泣いてしまう赤ちゃんもいます。
この絵本は、絵本を通して疑似体験することでスムーズにお母さんとのいないいないばあも楽しめるようになる一冊です。
あかちゃん遊び絵本もシリーズ本です。
「はみがきあそび」や「いただきますあそび」など、日常生活で行うことを題材にした絵本でおすすめ!
じゃあじゃあびりびり
いぬは「わんわん」、そうじきは「ぶいーん、ぶいーん」など、赤ちゃんはオノマトペが大好き!!
まだうまく言葉を話せない赤ちゃんが、1歳ころになって話始める言葉は「わんわん(犬)」「ブーブー(車)」のように、みんなオノマトペですよね?
0歳のうちに、絵本を通してたくさんのオノマトペに触れておくことは、とても大事なことなのです。
この絵本は、繰り返し読むことで、楽しく赤ちゃんの語彙力を増やしていく素敵な1冊です。
オノマトペをたくさん使える人は、大人でも表現力豊かで説得力のある会話ができると言われていますよ!
ばいばい
「こんにちは」「ばいばい」を繰り返す絵本。
とてもシンプルな絵本ですが、赤ちゃんが最初にジェスチャーで表すのは「バイバイ」と手を振ったり、ペコッとお辞儀をしたりが多いですね。
これらのジェスチャーを理解し、行動に表すきっかけにもなる一冊です。
小さいサイズの絵本なので、お母さんのカバンに入れて持ち歩くのにもぴったりの1冊です。
実は「ばいばい」は一つ前に紹介した「じゃあじゃあびりびり」のシリーズ本。一冊ごとに紹介したくなるほどの良本です。
3冊セットもありますよ!
絵本が好きな子になる3つの方法
本が好きな子になる3つの方法も取り入れていくと、生活の中に絵本をスムーズに取り入れることができます。
- 本棚をリビングに置く
- テレビは見る時以外は付けない
- 読み手も絵本を楽しむ
本棚をリビングに置く
せっかく素敵な本があっても、いつでもどこでも触れられるところに本がなければ意味がありません。
本棚は、リビングの一番目につく場所に置き、出来れば赤ちゃんでも手に取れるようにしておくと良いです。
最初はただ本棚から引っ張り出して遊ぶだけでも、絵本を「身近な物」「お母さんと繋がれるもの」と認識してくれることが絵本を好きになる第一歩です。
テレビは見るとき以外はつけない
テレビは、激しい光と音で視覚・聴覚に訴えかける赤ちゃんにとって、とても魅力的な物です。
CMやバラエティー、ニュースであっても赤ちゃんにとっては同じ。
テレビを全くつけずに過ごすことは困難だとは思いますが、せめて目的を持って観る時以外になんとなく付けておくのはやめましょう。
せっかく素敵な絵本やおもちゃがあっても、テレビに気を取られて活用できないようであればとてももったいないですね。
絵本が好きな子になるかどうかは、環境設定がとても大切!
読み手も本を楽しむ
赤ちゃんは、真似っこが大好き!!
特に一番身近な存在であるお父さん、お母さんの行動はとてもよく観察して興味を示します。
お父さん、お母さんが夢中になって本を読んでいれば、今は全くわからなくても、本って面白いんだなーと無意識に感じ取るでしょう。
また、赤ちゃんに読み聞かせる時にも、読む人自身が楽しんで読むことで、聴いている赤ちゃんにも楽しさが伝わります。
どんな本を選んだら良いかわからない時には、自分が楽しめる本を選ぶ!というのもおすすめですよ!
読み聞かせはいつからでもOK!お子さんと一緒に絵本をたのしもう!
読み聞かせはいつからはじめてもOKです!
保育園でも人気のある絵本10冊をご紹介しましたが、一番大切な事は「読み手も絵本を楽しむこと!」
迷ったら、自分が楽しめそうな絵本を読んでみるのもおすすめですよ!
元保育士でブログ仲間のしゅり先生が、0歳におすすめの絵本セットを紹介という記事を書いています。
同じく元保育士からの紹介ですが、男性目線で理論的に発達段階を踏まえたおすすめの絵本を紹介しているので、筆者とは違った視点で面白いです。
併せて参考にしてみてください♪
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