生活クラブは怪しい宗教団体なのか?怖いと思われる理由を解説
- ママ友に誘われたけれど、生活クラブってなんだか怪しい…。
- 生活クラブいいよ!って力説してくるけれど、なんかの宗教なの?!
- 普通のスーパーで買うのは添加物のばかりで危険ってホント?!
結構強引に進められるんだけど、怪しくない?という声を筆者もよく耳にします。
実際、多くの人がスーパーで普通に買い物しているのに、添加物だらけって否定されるとちょっと引いちゃいますよね…。
結論から言うと、生活クラブは食材などを宅配してくれる生協の一つで、宗教でもマルチでもありません。
とは言っても火のない所に煙は立たない…
怪しいと思われる理由は、たしかにあります。
私は、ママ友に誘われて生活クラブに加入しました。2つの地域で計5年間生活クラブを続けています。
その間の計5年間で見えてきた、生活クラブが怪しいと言われる理由についてお話します。
タップできる目次
生活クラブは怪しい宗教団体なのか?
生活クラブは宗教団体ではありません。
マルチ商法のように、誰かを紹介しなければならないシステムもないし、無理やり商品を買わされるようなこともありません。
むしろ子育て世代の忙しい主婦にとっては、魅力的なサービスといえます。
生活クラブも、他の宅配生協と同じように「生活協同組合」の一つです。
カタログから欲しい物を注文して、翌週の配達日に商品が届くというシステム。
生活クラブの特徴と他の生協との違い
「生活協同組合」と一言で言ってもそれぞれが法人格を持ち、独自の方針を持って運営しています。
生活クラブの方針は、大きくこの2点です。
- 組合員の参加を大切にしている
- 安全・環境・健康に配慮している
他の生協よりも品質にこだわった安心・安全な商品のみを取り扱っているのが生活クラブです。
生活クラブが怪しいと誤解される3つの理由
では、なぜ生活クラブだけが「怪しい」と思われてしまうのか?
実際に生活クラブに加入している私が、考える理由は次の3点です。
➀組合員の中に自分の価値観を押し付ける人がいるから
生活クラブに加入する組合員の多くは、安全な食品を使いたいと思ってる人たちです。
なぜなら生活クラブは、 安全・環境・健康に配慮している 生協だからです。
私も家族には安全な食事を提供したいと思っています。
ただ、その「安全な食材」という認識は人それぞれであり、私が出会った人の中には、
- 添加物だらけでスーパーでは買い物出来ない!
- マクロビオティックに取り組んでいる!
※マクロビオティックとは、玄米を中心に、旬の野菜、海藻、豆などをバランス良く食べる食事法。肉、魚、卵、乳製品などの動物性タンパク質や精製された食材はあまりとらないのが特徴。
という方もいました。
決してそのような方々を否定するつもりはありませんが、「あなたもそうした方が良い!」と言われたら引いちゃいますよね…。
でも、自分の考えを押し付けてくるような方は、組合員でもごく一部であり、生活クラブに限ったことではありませんね。
生活クラブの安心・安全な食材という素敵な取り組みが、こういう形で広まってしまうのはとても残念です…。
②安心・安全なものを作り続ける苦労と需要のバランスが悪いから
生活クラブ自体に、誰かを紹介しなければならないシステムはありません。
しかし、誰かを誘いたくなる仕組みが出来上がっているのは事実です。
なぜなら、生活クラブで求めてる安全のレベルは、国の基準に比べてとても厳しいからです。
例として、安い輸入牛と生活クラブの牛肉を比較してみました。
多くの輸入牛 | 生活クラブの牛肉 | |
---|---|---|
餌 | 穀物中心の高カロリー(肥育性向上) | 本来牛が食べる牧草メイン(本来の成長でゆっくり育つ) |
遺伝子組み換え | 遺伝子組み換えのとうもろこしを給餌(コストダウン) | 非遺伝子組み換え・防カビ材不使用(コストがかかる) |
成長ホルモン剤 | 成長ホルモン剤を投与(早く育つ) | 成長ホルモン剤不使用(時間がかかる) |
抗生物質 | 抗生物質を投与(病気になりづらい) | 抗生物質無添加(病気になりやすい) |
しかしこの基準は、生活クラブへ食材を提供している生産者にとっては、とても厳しい基準です。
すると、どうなるか?図にまとめました。
生産性があがったりコストダウン出来る農薬や添加物は一切使えないのです。
早く育てられるように、ホルモン剤を投与することも出来ないので、時間をかけて良質な餌を与えて育てます。
当然、コストがかかるので、販売価格も高くなります。
多くの人は、高い物より安い物を求めているため、あまり買いません。
安心・安全な物を作るために、コストと時間をかけて育てた肉や野菜などは、
売れないために、他の添加物や粗悪な餌で育ったものと同様の値段まで下げなければいけなくなるのです。
生産者は赤字になるため、生活クラブへの供給をストップします。
すると、生活クラブで安心安全な食材を買えなくなり、今生活クラブを利用している人たちも困るのです。
だから、もっと多くの人に生活クラブを利用してもらいたい!と考えるわけです。
そこが、しつこい勧誘につながってしまう理由です。
③総代会議や、班会などの集まりがあるから
生活クラブは、組合に加入する時に出資金1000円と、毎月、積立金1000円を支払います。
※支払いは地域によって異なるかもしれません。
これらは退会時に全額返金されますが、これらを支払う代わりに組合員も運営に参加できる仕組みがあります。
年1回ある総代会議で意見を言ったり、班会で試食をしたりという集まりに声がかかることがあります。
ただ買うだけでなく、集まりに参加しなければならないと聞くと、「宗教っぽい…」と思う理由の一つかと思います。
しかし、生活クラブの運営に深く関わりたいという方は参加したらよいと思いますが、参加しなくても何か言われることはありません。
生活クラブを続ける理由4つのメリット
私は、上記のようなちょっと面倒かなと感じることがあっても、生活クラブは現在も続けています。
なぜ続けるのかというと、生活クラブには次の4つのメリットがあるからです。
- 食材がおいしい
- 安全な食材を販売しているのは事実
- 宅配してくれるのは楽
- 無料イベントが有益
メリット①食材が美味しいから
素直に、食材は美味しいです。
生活クラブは、こだわった食材を集めているのは事実。
中でも、マーガリンとベーコンは常に冷蔵庫にストックしています。
また、醤油などの調味料も一度使うと美味しいのでまた使いたくなります。
生乳100%のヨーグルトなどもスーパーで探さなくても手に入るので楽ちんです。
メリット②安全な食材を販売しているのは事実!
生活クラブの安心・安全へのこだわりは素晴らしいです。
遺伝子組み換えの食品の発がん性や、抗生物質を投与された食品を食べた際の人体への影響、発色剤と肉が合わさると発がん性がある…などの懸念事項が一部では問題にされています。
どれも、日本では人体への影響は大丈夫とされて販売されているものですが、EUでは、1989年から米国産牛肉の輸入を原則禁止しています。
ほとんどの方は、国が大丈夫と言っているのだから気にしないと思います。
私は不安に思いながら子どもたちに毎日食事を出すのが嫌だったので、生活クラブの物を利用しています。
生活クラブの食材は、遺伝子組み換えの食材は100%使ってないという「NON GMO」という表記をしているので安心です。
餌にも、もちろん遺伝子組み換えの物は与えません。
生活クラブと生産者が直接契約していて、定期的に検査も行っているそうです。
メリット③宅配してくれるのは楽
コロナが流行し、どこでもベタベタと触ってしまう子どもを連れて、スーパーへ行くのは大変ですよね。
また、こどもを連れてまとめ買いをしてくるのも大変!!
生活クラブは、近くまで宅配してくれるのでとても助かります。
メリット④無料で託児してくれるイベントは魅力
地域によって差があるようですが、生産者の話が聞ける生産者交流会や、生活クラブの食材を使って料理教室や試食会などのイベントが開催されています。
イベントにもよりますが、基本的に子連れで参加出来、無料で託児してくれるイベントもあります。
これらの目的は、生活クラブを広めていくことなのでしょうが、別に広めなくても参加出来ます。
子育てママにとっては、無料で託児してもらえるだけでも気分転換になり、美味しいランチまで食べられる!
本当に魅力的だと思います。
もちろんこの時に、無理になにかを買わされることもありません。
生活クラブは安心・安全な商品を販売する団体
生活クラブは、安心・安全な商品を提供してくれる、ごく普通の生協です。
実際、宅配サービスを受けていますが、生活クラブ自体は全く宗教でもマルチでもありません。
ただ安心・安全な商品を生産するためには、それなりに時間とコストがかかるため、
安くて粗悪な食材ではなく、多少高くても安心・安全な食材を求める消費者がいなければ成り立たないのです。
その結果、少々強引な誘い方をしてしまう方も多いのでしょう…。
もし、あなたが安心・安全な食材に興味があれば、まずは資料請求してみても良いと思いますよ!
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