子供に怒鳴るのをやめられない私が変わった3つの方法
- 怒鳴りたくないのに、子どもが言うことをきいてくれない…
- 本当はニコニコママでいたいのに、イライラしてしまう…
- 怒ってばかりで疲れた…
自分でも怒ってばかりじゃダメなのはわかってるのに、毎日怒ってばかりで子どもの寝顔を見て「ごめんね…」の繰り返し…。
本当は優しいママでいたい!って思いますよね…。
私は3つのことを意識するだけで怒鳴ってばかりの毎日から解放されました!
3つの意識とは…
- 常識を手放す
- 環境を楽にする
- イライラの原因は自分や子どもじゃない
この記事で詳しく解説していきます。
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子供に怒鳴るのをやめたいのにやめられなかった3つの理由
子どもを怒鳴るのをやめたい!我慢でなんとかなるものではありませんよね…。
私が、子どもに怒鳴るのをやめられるようになった今だからこそわかった、やめられなかった根本的な原因は、3つありました。
根本的な原因を取りのぞくことで、怒鳴る頻度はどんどん減っていきました。
①常識があなたを苦しめる
- 親が子どもをしつけなければいけない
- 子どもが悪いことをするのは親の責任
- わたしがしっかり育てなきゃ!
という風に思っていませんか?
私は、思っていました。
- しつけは親の責任だ
- 言ってダメなら叩いて教えるしかない
- 子どものおこないでその家の教育がわかる
- 嫁に出して恥ずかしくない子に育てる
私は幼いころから自分の親にそう言われて育ったので、それが常識になっていました。
その常識が
私がちゃんと育てなきゃ…
というプレッシャーに変わり、「こどものため」と思いながら怒鳴っていました。
私の場合元保育士だったこともあり、育児や教育の知識は人並み以上にありました。
知識ばかりが頭にあり、教科書通りにいかない育児にイライラしていたのも原因の一つです。
育児本やネットで簡単に子育て法や教育のノウハウが手に入る現代、
保育の専門知識がないママでも、私と同じように情報に押しつぶされているママも多いのではないでしょうか?
②育児のストレス環境
育児は、どうしてもストレスが大きくなる環境です。
- 計画的に物事が進められない
- 寝不足になる
- 疲れがたまる
- 自分の時間が取れない
人間はこのような環境下に置かれると、ストレスでイライラしやすくなるのは当たり前。
イライラする自分が悪いのではなく、環境がそもそもの原因だったのです。
しかし、私は母親からよく「私は誰にも頼らずたった一人であなたを育ててきた。すぐに頼るのは良くない」と聞かされていました。
みんなやってるのに保育士である私が自分の子どもを育てられないなんて言えない。
そんなプライドもあり、誰にも相談できず、どこにも頼らず、自分自身をどんどん苦しい環境へと追いやっていました…。
③常に自分を後回しにしていた
私が持っている24時間のうち、ほとんどを仕事・家事・育児に使っていました。
- 子ども優先
- 家族優先
- 家事優先
そんな毎日が続き、自分のための時間はまったくなかった…。
人は、ストレスが溜まるとイライラします。
自分に余裕がなければ、人に優しく出来ないのは当たり前だったのです。
子供に怒鳴るのをやめられた3つの方法
ここからは、私が実践した方法を具体的にお話しますね。
①常識を手放す方法
まずは「親だからこうあるべき」という常識を手放します。
その常識とは…
- 親が子どもをしつけなければいけない
- 子どもが悪いことをするのは親の責任
- わたしがしっかり育てなきゃ!
自分が常識だと思っていることを変えていくのは大変なことですよね…。
アドラー心理学には「課題の分離」という考え方があります。
子どもがなにか問題行動を起こした時に、それを解決するのは子どもの課題であって、親の課題ではない。
土足で他人の課題に踏み込むのは、親子であっても、関係を悪化させるだけ。
親は、自分の課題なのか?子どもの課題なのか?を一度立ち止まって考えることで、その後の対応が変わってくるのです。
順番に、3ステップで進めて行きます。
STEP
どんな子になってほしくないか?を2つだけ決める
STEP
他の部分が目についたら「まぁ、いっか」と唱える
STEP
子どもを家族の一員として見る
どんな子になってほしくないか?を2つだけ決める
「どんな子になって欲しいか?」は、きっと山ほどあげられると思います。
ただ、お子さんも人間ですから長所と短所があって当たり前ですよね。
では、「こんな子にだけは、なって欲しくない」というのを2つだけあげてみましょう。
もし、一つにしぼれれば1つでも構いません。
私は「自分を傷つける子」「人の嫌がることをする子」だけは避けたい!とあげてみました。
こうすることで、あなたが重視したい子育ての方針が明確になります。
絶対になって欲しくない2点に触れた場合は、厳しく叱って良いというルールを作りました。
他の部分が目についたら「まぁ、いっか」と唱える
絶対になってほしくない2点以外にも、お子さんの行動で目につく部分はたくさんあります。
例えば、片づけない・勉強しない・食べない…などたくさん目につくと思いますが、
気になったら、まず「まぁ、いっか。」と唱えてみましょう!
まあいっかと言葉にすることでいったん冷静になれます。
いや、良くない!と思った場合は、
今のお子さんの行動は「こんな子になって欲しくない」に該当するか?考えてみます。
すると、たいていは当てはまらないことが多いです。
たいしたことじゃないな。
と思えるようになりました。
それでも納得行かない場合は、「子どもの課題なのか?親の課題なのか?」も考えてみます。
たいていは、子ども自身が解決すべき課題であることが多いです。
その上で、「じゃあ子どもが解決するためにどのようなサポートができるかな?」と考えてみるといいですね!
子どもを家族の一員として見る
伝える時にどうしても、感情的になってしまう…というのもすごくわかります。
親だって人間なので、感情的になってしまうのは当たり前!
ただ、他の人にはそんなに感情的にならないのではないでしょうか?
例えば、同じような行動をしたのが旦那さんだったら?
「早く片付けなさい!!!」とは言わないですよね?
相手を尊重しつつ、急いで片づけて欲しいことを伝えるのではないでしょうか?
お子さんも「自分がしつける子ども」ではなく「家族の一員」と意識を変えてみるだけで伝え方が変わってきます。
子どもと自分は別の人格。
お子さんの人生を親がコントロールすることは出来ないと認識した上で、大切な人だからここは直して欲しいという意識をすることで、私は楽になれました。
②自分にストレスがかからない方法
- 計画的に物事が進められない
- 寝不足になる
- 疲れがたまる
- 自分の時間が取れない
という育児環境をどうすれば改善できるのでしょうか?
私が実践した方法は
完璧主義をやめること
今思うと、私はまじめで一生懸命なママでした。
子どものために、一生懸命だからこそストレスがたまってしまうのです。
そんなに一生懸命にならなくても大丈夫。あなたは、すでによく頑張っています。
お子さんには、お子さん自身で成長する力が備わっているんですよね!
- ハイハイする方法を教えなくても自然とハイハイします。
- ティッシュを何枚も引っ張っていたずらするのは、指先を発達をうながすため。
- 段差があれば登りたくなるのは身体機能を上げるため
お子さんは、自分の行動を見守ってくれる親がいれば、自分でちゃんと成長する!
わが子の力を信じることで、肩の力が抜けました。
具体的な次の事を実践しました
- 子どもと一緒に寝る
- 家事はできるだけサボる
- 遊びはこどものやりたいことだけ
- 栄養は1日トータルで取れていればOK
子どもと一緒に寝る
寝かしつけに苦労するママは多いですよね。
なかなか寝なくてイライラ…。
なかなか寝ないのは、自分を寝かしつけた後にやりたいことを考えている親の気持ちを感じているからかも。
私は子どもと一緒に寝るようになってから、寝かしつけがなくなり楽になりました。
実際、子どもたちの寝つきも良くなったことを実感しています。
早く寝た分、朝早く起きて、子どもが寝ているうちに朝の自分時間を確保しています。
家事は出来るだけサボる
家事は、やろうと思えば無限に仕事がありますよね。
特に掃除は、掃除機・拭き掃除・玄関の掃き掃除・棚やドア、窓ふき、換気扇、お風呂、排水溝…やり出したら1日では終わらないほどあるのに、
それが翌日にはまた同じことをしなければならない…。
私も結婚した当初は、まじめすぎて一日中掃除で終わっていました…。
まるで掃除のおばさんになったよう…(笑)
ただ、サボればいくらでもサボれるのが家事の良いところ!
やってみたらわかりますが、拭き掃除を3日に1回にしたところで日常生活に支障はありません。
玄関掃除は、ゴミの日だけやる!など「やらない家事」を決めることでずいぶん楽になりました!
乾燥機付き洗濯機や食洗機を利用して、自分じゃなくてもできる家事はやらないことにしました。
遊びは子どものやりたいことだけ
子どもとの時間は大切にしたいですよね。
特に、専業主婦で自宅でお子さんを見ている方は、幼稚園に入園するまでは自分で遊ばせに行く必要があります。
私も当時は子どもをたくさん遊ばせなければ!と思い、公園には朝晩毎日2回連れて行っていました。
もちろん、外での遊びは子どもにとってとても重要ですが、忙しいママが公園に毎日欠かさず連れて行くのはかなりキツイです…。
毎日公園にいかなくても、お買い物がある日は散歩だけでも刺激がたくさん!
お子さんやママがちょっと疲れてそうなら、一日おうちデーがあっても大丈夫!
また教育に良いからと頑張って製作活動の時間を作ったり、絵の具や水遊びなど用意がたいへんな遊びを毎日代わる代わる用意するのも大変ですよね…。
もちろん、ママが苦でなければたくさんやりたい遊びですが、ママが大変…と感じているなら、すべて取り入れなくても大丈夫。
育児のノウハウよりも、お子さんがやりたい!と言ったものを優先して、あとはやらないという選択も大切!
本人のやりたいことを尊重することで自主性も育つようになりました。
栄養は1日トータルで取れていればOK
食事も、栄養あるものを食べさせなきゃ…と、嫌がる物は細かく刻んでみたり、調理方法を変えてみたり試行錯誤!
「これなら食べてくれるかな?」と思ったものを一口も食べずに泣かれた時の絶望感…。
泣きたいのはこっちだよ…と思ってしまうこともしばしば…。
でも1日のトータルで考えて、朝食で野菜食べたし、昼に食べなかったとしてもまぁいいか!と気楽に考えるようになって楽になりました。
そう考えるようになったら、子どもの方から「今日野菜食べてないから夜はサラダ出してくれる?」と言うようになったのです。
こどもって親が思っている以上にいろいろ考えてますね!
離乳食が大変!と悩んでいる方は、離乳食めんどくさい協会の有益すぎる神アイディア集!も参考になりますよ!
③ 自分を優先する方法
自分を優先するって言っても、子どもは手が掛かるし、仕事だってあるし…という方も多いのではないでしょうか。
そこで、考え方を変えてみましょう。
シャンパンタワーを、自分の時間に置き換えてみてください。
優先順位が「仕事・育児・家事・自分」の順番になっていませんか?
これだと、自分のグラスにシャンパンを注ぐためには、仕事・育児・家事がすべて順調に行って満たされていなければいけません。
でも、自分のグラスが空っぽなのに、仕事に集中できるでしょうか?子どもに優しくできるでしょうか?
人は、自分が満たされているからこそ、人に優しくしたり、仕事に熱意を注いだりできるのですね。
ということで、優先順位を意識的に変えてみましょう。
まずは、自分時間を確保する!これが一番大切なことです。
効果がなかった子供に怒鳴るのをやめる方法
「怒鳴るのをやめたい…」と思った当初に、私が実践して効果がなかった方法を2つ紹介します。
不満を夫にぶつける
自分がこんなに大変なのに夫はまったく育児に参加しない…。
これがイライラの原因なのでは?と考えて夫にぶつけたことがありました。
これは、夫が仕事に行っていなければなんとも思わないのに、自分が動いている時にくつろいでる夫に八つ当たりしていただけで、なんの解決にもなりませんでした…。
実際、不満をぶつけたら以前より動いてくれるようになりましたが、
料理や布団の片づけ方など、やったらやったでやり方が違うしいつもの調子で進まないのでイライラ…。
原因は夫ではないな…ということに気が付きました。
自分が我慢する
イラっとしたときに、6秒我慢すると怒りが鎮まる!と聞いたことがありませんか?
これは実際理にかなった方法で、6秒我慢すると「カー!」となった怒りは収まるのですが、根本的に解決したわけではないので、そのまま我慢しちゃうとストレスがたまります。
その時は落ち着いても、また同じことでイライラしました…。
我慢はいつか限界に達します。
上手に息抜きする時間をつくることが大切なのですね!
子どもに怒鳴らないための私の秘訣
現在、私は楽して楽しい育児を実践しています。
「楽しめと言われても難しい」という声をよく聴きますが、私は以下のことを意識して、楽して楽しい楽育法を実現しています。
楽育法の秘訣
- 親がしつけなければならないという常識を手放す
- 「まぁ、いっか」を口ぐせにする
- こどもは家族の一員
- 子どもと一緒に寝る
- 家事はサボる
- 「子どものやりたい!」のみを優先
- 自分時間を最優先!
そんなに頑張らなくても大丈夫♪
まずは、自分を大切にして、自分時間を優先して確保していきましょう!
そうすれば、もっともっと子どもの育つ力を信じてお子さんと向き合えるようになります。
私と同じように、頑張りすぎて苦しむママの心に少しでも光を灯すことができたら嬉しいです。