保湿を嫌がる子どもの4つの理由と7つの対策【元保育士提案】
乾燥やアレルギー対策で欠かせない保湿ですが、お子さんが毎日の保湿を嫌がって塗るのが大変…!というご家庭も多いですよね…。
この記事では、こどもが保湿を嫌がる4つの理由と、保湿を嫌がるこどもへの7つの対策をお話します。
この記事を読めば、お子さまのスキンケアの時間が、楽しく充実したスキンシップタイムへと変わることでしょう。
この方法は、元保育士でベビーマッサージの講師資格取得講座でスキンケアについても学んだ母が、3人の子どもたちでも実践済みの方法です。
この記事を読んで、毎日のスキンケアを楽しい親子のスキンシップ時間へと変えていきましょう!
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子どもが保湿を嫌がる4つの理由
子どもが保湿を嫌がるのには理由があります。
その理由を知ることで、解決策への近道となるのでまずは理由について考えてみましょう。
保湿剤が冷たいから
人の体温に比べて、部屋に置いてある保湿剤は冷たいです。
このヒヤッとする感じが嫌というお子さんは多いです。
特に冬場は、室温も低く冷たく感じてしまいますね。
赤ちゃんの皮膚の厚さはおとなの半分しかないと言われていますので、外からの刺激も感じやすい状態です。
保湿剤がベタベタするから
塗った後にベタベタするのが嫌というお子さんも多いです。
砂遊びや粘土遊びも経験が少ないお子さんは、手が汚れるのが嫌でなかなか遊べません。
砂遊びや粘土遊びの楽しさを経験から知って、ようやく汚れることを気にせず遊べるようになります。
保湿剤も同様で、塗ることの意義をまだ知らない子どもが、ベタベタを我慢するというのは、難しいことですね。
ベタベタが嫌な子への対策はサラっとした保湿剤を選ぶことです≫
触られることに慣れていないから
特に普段から触られ慣れていない部分は、人に触られるとソワソワしたり、くすぐったかったりします。
保湿は全身に塗ることが多いので、首や背中など、普段触っていない部分を塗ると嫌がるということはありませんか?
もしそうなら慣れていないのが原因かもしれません。
対策としてベビーマッサージなどのふれあい遊びを取り入れるのがおすすめ≫
お風呂上りは喉が渇いてるから
保湿は、お風呂上がりにすぐ塗るのが良いと言われています。
でもお風呂でよく温まって、汗をかいた子どもは喉が渇いているかもしれませんね。
肌のためには「出来るだけすぐに保湿した方が良い」のですが、子どもにはその効果がよくわかりません。
お茶を飲んだ後にゆっくりと保湿するだけで、すんなり塗れることもありますよ!
保湿を嫌がる子どもへの7つの対策
それでは、理由を知った上で7つの対策を見ていきましょう。
塗る保湿剤を見直す
まずは、保湿剤を見直す方法です。
自分で保湿剤を選んで購入している場合は、まずは塗りやすさを優先してみてはいかがでしょうか。
保湿剤は本来、肌の状態や季節によって使い分ける必要があります。
保湿剤は大きく分けて3種類!
乳液タイプ | 一般的なベビーローション。 さっぱりしていて塗りやすく、ベタベタしないので夏場におすすめ。 |
クリームタイプ | ベビークリーム。 チューブタイプの物が多い。保湿力が高い。 冬場におすすめ。 |
オイルタイプ | ベビーオイル。 ベビーマッサージや肌を保護するのに最適。 肌の表面に油膜を作り水分の蒸発を防ぎます。 おむつかぶれの保護にも。 |
サラっとした乳液タイプを使うとベタベタせずに、嫌がらないこともあります。
おすすめは「アロベビー 国産オーガニックベビーローション」≫どうしても嫌がる子には、お風呂の中で塗ってしまうという方法もあります。
また、保湿出来る入浴剤を使うという手もあります。
単品では効果は薄いかもしれませんが、嫌がって塗れない場合の対策にはなりますね。
大人と一緒に保湿する
保湿剤を塗る時に、子どもだけ塗るのではなく「まずはママがほっぺに塗るね!」と塗って見せてから次は子どものほっぺ。
次はママの腕、そして子どもの腕という風に一緒に塗ることで子どもも受け入れやすくなります。
急に自分だけ塗られると嫌だけれども、ママの塗っている様子を客観的に見て、こうするんだなと理解してから塗られるとスムーズに塗れることもありますよ。
ふれあい遊びを普段から取り入れる
普段から、服を着たままで良いのでふれあい遊びの時間を多く取れると、体に触れられることに慣れてきます。
小さい子には、オムツ換えのついでに1曲という感じで取り入れたら良いと思いますし、大きくなってからも意外と喜びますよ。
わかりやすい動画を見つけたのでシェアさせていただきます。参考にしてみてください。
ベビーマッサージを習慣にする
ベビーマッサージを習慣にするのもおすすめ!
youtubeでも、様々なベビーマッサージが紹介されています。
本格的に取り入れたい場合は、ベビーマッサージの教室に足を運んでみたり、オンラインでも教室に参加してみることも可能ですね。
お風呂上りはベビーマッサージの時間と決めて、暖かい部屋でベビーオイルを使ってベビーマッサージをすると、親子のスキンシップとスキンケアダブルの効果で一石二鳥!
ベビーマッサージは大きくなっても喜びます。
小学生頃になるとスキンシップを取りづらくなってくるので、マッサージの時間があると自然にスキンシップが取れるのでおすすめ!
全身やらなくても、部分的に取り入れるのも良いですね。
保湿剤を温めてから塗る
保湿剤が冷たくて嫌という場合には、大人が手のひらに保湿剤を出して、手で擦りしっかりと温めてから塗ると良いです。
そのひと手間で、ずいぶんとヒンヤリ具合が和らぎます。
バームタイプや、オイルタイプだとママの手の上で温めやすいですね!
また保湿剤をお風呂に置いておくことで、自然と保湿剤を温めておくこともできます。
歌やリズムに合わせて塗る
保湿剤を塗る時に、子どもが嫌がれば嫌がるほど、塗る方もついつい真剣になってしまいますよね…。
笑顔で好きな歌を歌ったり、リズムに合わせて塗ると子どもも楽しくスキンシップタイムを取ることが出来ます。
ベビーマッサージでは「〇〇ちゃん、〇〇ちゃん、〇〇ちゃんのおーなか、〇〇ちゃん、〇〇ちゃん、〇〇ちゃんのおーなかのマッサージ♪」という感じでリズムをつけて行います。
ちょうど10回数えるテンポでしっかり時間を取ることができます。
子どもの好きな歌を歌いながら塗るのも良いですね。
クイズやお絵かきタイムにして遊びながら塗る
保湿剤を使ってお絵かきをしたり、背中に
今、なんて書いたでしょうか?
とクイズにしながら塗ってしまうというのもおすすめです。
うちの子は、顔に保湿剤を塗るのを嫌がったので、「今から猫に変身するよ!」と声掛けをして、猫のひげを書いたりしながら保湿剤を塗りました。
嫌なことは、楽しい遊びにしてしまおう!というのが一番の近道です。
保湿を嫌がる子どもには、楽しいスキンケアでスキンシップを楽しもう!
私たちが子どもの頃は、子どもにスキンケアはいらないという考えが主流でしたが、医学が発達し研究が進められ、子どもの頃にしっかりと保湿する重要性が明らかとなりました。
しかし小さなお子さんにとっては、普段触られない部分に触られたり、ベタベタするものを塗られるのは、嫌なものと感じてしまうのは当然のこと。
ポイントは無理やり塗るのではなく楽しい時間に変えること。
ぜひお子さまに合う方法を見つけて、スキンケアの時間が楽しく充実したスキンシップタイムへと変わることを願っています。
この記事で紹介した保湿剤
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