小学生にわかりやすく生理を教えるおすすめの漫画本5選
- 小学生の娘に生理についてどう伝えて良いかわからない
- わかりやすくておすすめの本ないかな?
- 何を基準に選んだら良いのだろう?
小学生に生理についてわかりやすく説明するのはなかなか難しいですよね。
漫画本を使えば、小学生にも正しくわかりやすく生理について伝えることが出来ますね!
この記事では、元保育士で3人の子どもたちにおうち性教育を実践中のママが、おすすめの生理について書かれた漫画本を紹介します!
この記事で紹介する本
どの本も生理の仕組みやPMSについての知識がメインに書かれた本ですが、それに加えてプライベートゾーンの知識や性体験についての避妊や性感染症の知識が書かれた本もあります。
保護者の方がどこまで伝えたいのか?を考慮して選ぶと良いでしょう!
タップできる目次
小学生にわかりやすく生理を教えるおすすめの漫画本5選
小学生の女の子に読ませたいおすすめの本を5冊選びました。
どれも良い本でしたが、私が特に良かったと思う順に紹介していきます。
産婦人科医宋美玄先生の生理だいじょうぶブック
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こちらも、主に生理について書かれた本。
宋美玄先生が漫画で分かりやすく解説してくれています。
この本でわかる内容
- ナプキンの使い方
- 月経のメカニズム(名称・受精・胎児の成長)
- HPVワクチンを受けよう
- PMSについて
- 月経時のマナー
- ブラジャーについて
- 異性を気にすること
- 毛の処理方法
- プライベートゾーン
- LGBTとSOJIについて
生理のことだけではなく、ブラジャーについてや毛の処理、LGBTとSOJIなど、小学生のうちに知っておきたいことが網羅された本です。
LGBTとは…レズビアン・ゲイ・バイセクシャル・トランスジェンダーの頭文字をとったセクシャルマイノリティを表す総称。
SOJIとは…日本では「性的指向と性自認」と訳されています。LGBTとは異なりすべての人に当てはまる属性。
私は小1の娘にこの本をプレゼントしました。
この本を選ぶかどうかのポイントとしては、保護者の方のHPVワクチンへの考え方が一つの判断材料になるかと思います。
この本では、HPVワクチンを勧めています。
ワクチン接種による多様の副作用が報道され、受けて大丈夫なのだろか?と心配されている方も多いと思います。
ノルウェーの医師、エレン・ストッケン・ダールさん・ニナ・ブロックマンさんの著書を日本語訳した「からだと性の教科書」では、安全で効果的なワクチンだと明記されています。
以下一部抜粋して引用しました。
2018年に、7万人の少女を対象に行われた調査「名古屋スタディ」の結果が発表されました。
接種した集団と摂取していない集団で、痛みやしびれが出た割合は変わらず、HPVワクチンと症状のあいだに因果関係は認められないことが明らかになりました。
世界中の女子が読んだ! からだと性の教科書より引用
ノルウェーではこれまでに50万回分近いワクチンが16万人の少女に接種されました。そのうち645のケースで、ワクチンが原因かもしれない副反応が報告されましたが、そのうちの92%は重篤な副反応ではなく、接種した部位の腫れや痛み、発熱、吐き気、下痢といった一時的な症状でした。
世界中の女子が読んだ! からだと性の教科書より引用
もっと詳しく記載されていますので、詳細が気になる方は書籍を読んでみることをおすすめします。
わたしの心と体を守る本
2022年8月に出版された新しい本です。
最新の情報が載っているので、おすすめです。
この本でわかる内容
- 生理について
- ナプキンの使い方
- プライベートパーツについて
- 思春期の体と心の変化
- 恋愛について
- ジェンダーの平等
- 赤ちゃんはどうやってできる?
- 避妊や性感染性について
- SNSでのトラブル
- 子どもの権利
小学生のうちに知っておきたいことを網羅的にわかりやすく書かれているのでおすすめですが、
セックスや性感染症・避妊具についても説明されています。
低学年のお子さんへの本を検討されている方は、家庭の方針と照らし合わせて検討が必要です。
私は、娘に小1で「産婦人科医宋美玄先生の生理だいじょうぶブック」をプレゼントし、小5でこの本も紹介しました。
女の子のセイフティブック
この本は、妊娠・生殖については具体的に書かれていないので、低学年のうちから気軽に取り入れやすい本です。
女の子向けに可愛く、漫画で分かりやすく書かれています。
この本でわかること
- 外出時に気を付けること
- プライベートゾーンとは何か
- 嫌な時は「嫌」ということ
- 見た目だけでは悪い人かどうかわからないこと
- ともだちとの悩み
- メールをする時の約束
- 自尊感情について
- 女らしくではなく、自分らしく
- 困った時の連絡先
小さいうちから知っておいてほしい大切な内容が網羅された便利な一冊です。
セイリの味方スーパームーン
生理の仕組みに特化して書かれた本です。
漫画の部分が多く、小学生でも読みやすいと思います。
1998年6月に発売された本なので新しい情報は載っていませんが、ハーブティーで生理痛を軽減する方法や、鉄分不足解消レシピが載っていたり、
粉せっけんを使って環境を守るという自然を大切にする概念が盛り込まれています。
この本でわかる内容
- ナプキンの使い方
- 汚れた時の対処法
- 生理時のマナー
- 生理のメカニズム(名称・受精・胎児の成長)
- PMSについて(この本ではセイリ前シンドロームと書かれています)
- 生理痛について
セイリの味方スーパームーンは、生理のメカニズムの部分で、受精や胎児の成長についても触れています。
まだ受精について教えたくないという方には向いていませんが、受精の仕組みも大切なことなので、生理について教える時に一緒に伝えるのが一番自然に伝えやすくおすすめです。
13歳までに伝えたい女の子の心と体のこと
ピンクを基調とし、可愛らしい絵も使って分かりやすく解説された本です。
あゆみちゃんと、ハピウサといううさぎのキャラクターが登場し、楽しく読めるように工夫されています。
漫画で書かれている部分が多く、小学生でも気軽に読める本です。
本の内容
- 生理について
- 胸が膨らむことについて
- ムダ毛のお手入れ方法
- 異性について
- マスターベーションについて
- 性体験について
生理のことについてが大半ですが、性体験についても書かれています。
小学生向けということで、性体験についてはさらっと触れてあり、性病や避妊についても興味を持つきっかけにはなるかと思います。
小学生のうちに性病や避妊についても知ってもらいたいご家庭にはおすすめの一冊です。
ちょっと補足が必要かも
この本は2010年に出版された本で、「性同一性障害」についても触れられています。
当時は「性同一性障害」という呼び方が主流でしたが、2013年アメリカの精神医学会では「性別違和」という表現が使われるようになり、現在では「性別違和」と呼ぶ方が主流になっています。
ちょっと補足してあげる必要があると感じました。
小学生には漫画を通してわかりやすく生理について伝えていこう
以上5冊をご紹介しました。
どの本も生理について漫画でわかりやすく書かれた本ですが、プラスαの部分で書かれている内容が異なります。
- 生理のことだけを伝えたいのか?
- 受精の仕組みについても伝えていくのか?
- HPVワクチンについてはどう考えているのか?
- 避妊や性病についてはいつから伝えるのか?
保護者の方針を固めた上で本を選ぶことをおすすめします。