トイトレに絵本が効果的な３つの理由とおすすめ絵本10選を元保育士が紹介！

トイレトレーニングに絵本を取り入れても、ポイントをおさえて活用しなければ全然効果がないと感じてしまうこともあります。

しかし、絵本でどんな効果があるのか？選ぶ時にどんなことに気をつけて選べば良いのか？がわかれば、絵本はトイトレに絶大な効果を発揮します！

絵本が効果的な理由は３つ

選ぶ時のポイント３つ

この記事を読めば、絵本をうまく活用して、おむつ卒業までスムーズに進めることが出来ますよ！

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トイトレに絵本が効果的な３つの理由

乳幼児期の子育てで多い悩みの一つが、トイレトレーニングですよね。

実は、トイレトレーニングを本格的に始める前から出来る準備はたくさんあります！

詳しい解説はトイレトレーニングのやり方を準備からおむつ卒業まで徹底解説！へ≫

その準備の一つが絵本を読む方法です。

①客観的にイメージできる

お子さんがトイレを嫌がる原因については色んな理由があげられます。

暗い、狭い、寒いなどの環境的な理由に加えて、何をするのか具体的にイメージ出来ない不安もあると思います。

おとなも、どんなことをするのだろう？とよくわからない新しいところに行くのには、かなりの勇気が必要ですよね。

子どもにとっては、トイレがまさにその新しいところなのです。

トイレに行く前に絵本を通してどんなところなのか？何をするところなのか？具体的なイメージを客観的につかむことで、それらの不安は徐々に解消されていきます。

②トイトレのストレスから親子で解放

絵本を読む間は、パパママがお子さんと同じもので楽しみ、気持ちを共有して向き合える時間です。

時には、お膝の上でスキンシップを取りながら読むこともあるでしょう。

そのようなパパママとの密接な関りを通して、お子さんも、そして読み手であるパパママもストレスが軽減されるといわれています。

トイレトレーニングはうまくいかないことも多く、つい叱ってしまったり気持ちが落ち込んでしまうことも多いでしょう。

しかし、叱責や焦りはトイレトレーニングがうまくいかない原因にもなります。

③遊び感覚で楽しく習得

子どもが本来持つ能力を十分に発揮し、新しいことを学び吸収するのに適した方法は「遊びを通して」だと言われています。

「好き」「楽しい」という気持ちが「やる気」を促し、集中して取り組む姿勢に繋がっていくからです。

それは、乳幼児期の小さな頃から備わっている能力です。

その遊びの一つとして、絵本は大いに活躍してくれます。

トイトレに効果的な絵本を選ぶ３つのポイント

トイレトレーニングに効果的な絵本は、たくさん出版されています。

どの絵本を選んだら良いのだろう？と悩む方も多いでしょう。

ここでは買ってから後悔しないために、トイトレに効果的な絵本を選ぶポイントをご紹介します。

どの段階の絵本が欲しいのかを考える

大事なのは、お子さんが今どの段階なのか？を把握し、段階に合った絵本を選ぶことです。

例えば、「0歳児からトイレってなにかな？ということを知る絵本」と「トイレットペーパーを取るなど、実際にトイレですることがわかる本」では選ぶ時期が全く違いますよね。

また、おしっこを成功させたいのか？うんちだけがまだ出来ないのか？でも選ぶ本は変わってきます。

絵本でどんな内容を伝えていきたのか？を考え、それに合う内容の絵本を見つけることがポイントです。

性別が合っているか確認する

トイレは、男の子と女の子で少し違いがありますね。

男女どちらにも共通する絵本なら良いですが、男の子向けの本や女の子向けの本もありますので、確認を忘れずにしましょう。

長期的な目線で考える

絵本を読んだからといって、すぐに効果が出る可能性は低いのがトイレトレーニング。

絵本を繰り返し読むことでインプットし、それをお子さんの中でかみ砕いて理解してから、実際に行動に移すまでには時間がかかります。

絵本を読めばすぐに効果が出るとは考えず、長期的な目線で考えるようにしましょう！

トイトレに効果的でおすすめな絵本10選

絵本を選ぶポイントを踏まえた上で、目的別に、おすすめの絵本10冊を紹介します。

トイレがどんな所か？を知る絵本

0歳からでも取り入れられる、トイレがどんな所か？を知る絵本を紹介します。

といれ

「トイレさーん」「ぱかっ」といったようなシンプルな言葉で書かれた絵本。

とても見やすく、性別関係なく0歳から楽しめます。

トイトレを始める前から取り入れる、準備としての最初の一冊に最適です。

トイレで用を足す様子がわかる絵本

トイレでどんなことをするのか？がわかる絵本を紹介します。

ひとりでうんち　できるかな

いろんな動物がウンチをする仕掛け絵本。

絵がとても可愛らしく、仕掛け絵本になっているので、小さな子も喜んでページをめくっていきます。

みんなトイレでするんだね！トイレは楽しいところ♪と思えるような一冊です。

0歳1歳の頃から長く読んであげられる絵本です。

トイレいけるかな

繰り返し出てくる「ひとりでおしっこできるかな？」「できたできた」というフレーズがお気に入りになる可愛らしい絵本です。

簡単ですが、おまる・和式・洋式と色んなトイレが出来ます。

おしっこがメインですが、最後はうんちでおしりを拭いて流すことも書いてあり、内容としては盛りだくさんです。

何度も読んでいるうちに、こどもも一緒になってセリフを言って楽しみます。

トイトレをスタートする頃から選ぶのに最適な一冊です。

おしっこおしっこどこでする？

外国の絵本なので、好みによって合う合わないが分かれるかもしれませんが、個人的には絵がすごく可愛くて大好きです。

色彩感覚が豊かで、様々な種類の絵本に触れるという意味で、保育の観点から見てもおすすめです。

日本語と一緒に英語の文も書いてあるので、英語を読み聞かせるのにも良いです。

文字が少なく簡単な絵本なので、1歳頃から楽しめます。

トイトレを始める前に、読んでおくと良さそうな絵本です。

トイトレがうまく進まないと感じた時に読む絵本

トイレトレーニングをしていると、今まで出来たことが出来なくなることもあります。

そんな時はひとやすみがおすすめ！

トイレに行かなくても、絵本で確実に成長できますよ。

おといれさん

おトイレさんのところにトイレをしに来る物語。

おやじギャグ漫才で、言葉遊びが大好きな2～3歳以降の子どもたちに大人気！

うんちをする時に、踏ん張る様子なども描かれているので、おしっこは出来るけれどうんちはまだオムツというお子さんや、トイトレにちょっぴり疲れてしまったお子さんにピッタリの一冊です。

ゆっくとすっく　トイレでちっち

可愛い動物さんがトイレに慌てて駆け込みます。

覗いてみると、とっても楽しそうで素敵なトイレ！！

おしっこが出てくる魔法の呪文で楽しいトイトレにしてくれる一冊です。

1歳頃のまだトイトレを始める前から読めて、トイレは楽しい所！と思えるような絵本です。

ぷくちゃんのすてきなぱんつ

おむつが外れて、パンツになったぷくちゃんが、たくさん失敗してしまうお話。

ぷくちゃんのお母さんは、いつも「だいじょうぶ、だいじょうぶ」と言います。

せっかくパンツになったのに、失敗ばかりして汚してしまうことはよくあります。

そんな時期に、「失敗してもいいんだよ！」ということを教えてくれる絵本です。

なかなかうまく行かないトイレトレーニングでもこれでいいのだ！と思わせてくれる1冊です。

ぼくのトイレ

ぼくのトイレという題名ですが、男女関係なく楽しめる絵本です。

子どもの考えるおもしろへんてこトイレがたくさん出てきます。

ぼくのトイレを探して遊べる絵本になっていて、年中～年長さん、小学校低学年になっても十分楽しめる絵本です。

トイトレが終わっても「トイレが怖いからついてきて！一人で行けない。」という4歳～５歳頃のお子さんが、トイレは楽しいところと感じてもらうのにおすすめの一冊です。

トイレの一連の流れを解説した絵本

具体的な方法をわかりやすく解説した絵本を紹介します。

おとこのこトイレ

　男の子のトイレでの一連の流れがわかりやすく説明された本。

トイレに行くときの細かな留意点まで丁寧に、分かりやすく書かれています。

ちょっとした仕掛けもあって、楽しく、分かりやすく学べる本です。

初めての男の子で、どう教えて良いかわからないというお母さんにも役に立つ一冊です。

おんなのこトイレ

上記のおんなのこバージョン。

女の子のトイレでの一連の流れがわかりやすく説明された本です。

とても分かりやすく丁寧に説明されています。

なかなか教える機会のない和式トイレの仕方も載っているので、トイトレがが終わって小学校に上がる前に、和式トイレの使い方を確認する時にも便利です。

お出かけ先や小学校のトイレは和式だった！と困る前に小さなうちからしっかりと確認しておくのに役立つ絵本です。

トイトレは絵本をうまく使って最大限の効果を発揮！

なかなかうまく行かなかったり、今まで出来たことが出来なくなったりと、悩みが多いトイレトレーニング。

右肩上がりにうまくいかないのは自然なことです。

一見後退したように見えても、それは次のステップへの準備期間。

その間に絵本を通して、親子でコミュニケーションを取りながらトイレに行くイメージを客観的につかんだり、楽しさ知ることにより、トイレトレーニングをスムーズに進める助けとなります。

ぜひこの記事を参考に、お子さまに合った絵本を見つけて、笑顔でおむつを卒業しましょう！